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遠方天体を発見した論文が出版されました。

NASAのニューホライズンズミッションに協力して、すばる望遠鏡で太陽系外縁天体のサーベイ観測を行い、JAXAの移動天体検出システムで解析した結果、2つの遠方天体を発見しました。これらの天体は黄道面付近を公転しており、かつ、太陽系初期にその場で形成された天体群と考えられているクラシカルベルトより大きく外側に張り出すような軌道をしています。今までの観測データではクラシカルベルトは太陽から50au付近で途切れているように見えていましたが、我々の発見でもっと外側まで広がっている可能性が高くなりました。我々は、サーベイ観測を続けて、今もなお太陽系外縁部を飛行しているニュー・ホライズンズ探査機とともに、まだ見ぬ太陽系外縁部の調査を進めていきます。

A deep analysis for New Horizons’ KBO search images

Fumi Yoshida, Toshifumi Yanagisawa, Takashi Ito, Hirohisa Kurosaki, Makoto Yoshikawa, Kohki Kamiya, Ji-an Jiang, Alan Stern, Wesley C Fraser, Susan D Benecchi, Anne J Verbiscer

Publications of the Astronomical Society of Japan, psae043, https://doi.org/10.1093/pasj/psae043

オープンアクセスです。ぜひご覧ください。

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